子どもの歯並びのためにできること

峰山の展望台からの瀬戸内海

こんにちは!

高知県大豊生まれ 

はちきん歯科医師 「山下雅(みやび)」です。

香川県高松市「木太デンタルクリニック」で勤務しています。

寒くなりましたね〜!!気がつけばもう12月でクリスマスソングなんかも聞こえてきます。10月、11月は子どもの風邪やらをもらって私がダウンしていたので、ブログが2ヶ月空いてしまいました。汗

9月のブログで、最近の子どものお口の中の問題として、歯並びが悪い傾向があると書きました。ママから「何か家庭でできることはありますか?」とよく聞かれるので、それについて書きたいと思います。

子供の歯並びのためにできることはある?

子どもの歯並びを良くするために、何かできることはあるのでしょうか?

よく言われるのが「歯ごたえのあるものを噛むといい」なのですが、子どもの噛む力は成人より小さいです。成人の噛む力が40〜70kgであるのに対し、3歳が14kg、4歳で15kg、5歳で21kg程度と言われています。

なので、ハンバーグやバンなど、柔らかいものばかりを与えるより、「噛む力を育てる」食事を心がけた方がいいですが、単に「硬いものを与えればいい」というわけではありません。パッとあげたところで食べてくれませんしね…

年齢にもよりますが(0〜3歳までは乳歯の生えている本数にばらつきがあるので個人差が大きいです)、食事内容のポイントは2つあります。

食事内容のポイント

  • 前歯でかじりとるような行為が必要な食事内容にする

食べやすいようにと食材を小さく一口サイズに切るのではなく、大きめに切って出すことを意識するといいです。前歯でかじり取ることにより、顎に刺激が加わり顎の発達を促すといわれています。また、かじりとる行為を繰り返すことで、適切な一口量を学習していくといわれています。

ただ、「にんじんを生で丸かじりしろ!!」というのではなく、やわらかく煮たにんじんやじゃがいも、大根などを大きめのまま与えて、子どもにかじり取らせるようにしましょう、ということです。

とはいえ、ぶっちゃけ、食材を大きく切ると調理に時間がかかりますよね?そんなにコトコト長時間煮こんでられるかい!!って話です。私も、小さめに切った野菜や肉をパッと煮て、超時短何でもありカレー!!などをよく作ります。雑すぎ?笑

なので、忙しい普段は、時間内に家事ができて、子どももさっとご飯を食べることを優先してくださいね。少し時間がある休日に、大きめ具材のポトフやカレー、持っている方は圧力鍋を使ったりして大きめ具材の料理をしてみるといいかと思います。

また、夏なら、とうもろこしとか、大きめトマトの丸かじり、すいかも一口に切って出すのではなくて大きめに切ってかぶりつかせる。秋ならりんごを大きめに切ったり、丸かじり。干し芋なんかもおすすめです。

前歯でかじり取る行為は、前歯が生えたらできると言われています。ただし、かじりとったものを細かく砕いて食べられるのは奥歯がしっかり生えそろってからです。

なので、乳歯が生えそろうまでは、りんごなどは、前歯でかじりとってモゴモゴ、ぺッと吐き出す、などもアリです。

おにぎりも、一口サイズよりは、大きめのものをポンと出すといいです。

  • 奥歯ですりつぶすような食べ方が必要な食事内容にする

顎を発達させるには、奥歯でまっすぐにカチカチ噛むのではなく、左右にすりつぶすような噛み方をすることが大切です。柔らかい食材だと、縦のカチカチ噛みで食べることができますが、硬さのあるものや繊維質なものは、すりつぶす噛みかたが必要になります。

こういったものを食卓に登場させると噛むトレーニングになります。

もし、子どもが噛みかたが分からないようなら、親が目の前で噛みかたのお手本を見せてあげるのも手です。

具体的には、ひじき、豆、切り干し大根、ごぼう、こんにゃくなどがいいです。冬は根菜が美味しいですし、きんぴらごぼうなんかもいいですね。

忙しい中で、すべての食事を理想通りにするのは大変です。朝はパパッと用意できるものでわりきって、夜は副菜で時々ひじきの煮物なんかを(買ったりして)加える、デザートに大きめに切ったりんごなどを出してみる。

こんな感じで、少しだけ意識するだけでも違うと思います。

食事内容以外で気を付けること

また、食事内容以外にも、大切なことが2つあります。

①椅子で食事をするときには足をぶらぶらさせない

足裏をまっすぐにつけられるような子ども用の椅子を使いましょう。足が常にブラブラしている状態と、しっかりと足裏をついている状態では、噛む力に差が出ます。

        

②大人の食事の仕方に気を付ける、一緒に食事を楽しむ

子どもは、親の食事姿をしっかり見て真似をします。口を開けてクチャクチャ噛む、頬杖をつく、口いっぱいに詰め込むなど。ドキッとする行為はありませんか?お箸の持ち方などもそうです。まずは自分の食べ方を意識してみましょう。

とはいえ、私も、食事の時には子どもの世話でバタバタしていて、私自身がお口いっぱいに食べ物を入れてその隙に子どもに食べさせたりしがちです。苦笑。現在、1歳4ヶ月になる第2子が、お口いっぱいにバナナを詰め込んでいる姿を見て、「まだ一口量を学習中なんだろうな」と思いながらも、「いかんいかん私のマネかも…」と思って、慌てて横でバナナをかじって見せたりしています。

そして、楽しい食事の時間にすることも大切です。食事のマナーも身につけさせなければいけませんが、主に3歳までは、「食事は楽しい時間」を優先にして大丈夫です。

「これ美味しいね」「ごめん、ちょっと塩辛かったかも」「歯応えがあるね」「これは豚肉だよ」とか、その日の話をしながらとか。

注意点

以上のことは、主に1歳から4歳くらいまでの、お口に大きな問題は無いけど、ちょっと歯の隙間がないなと思う子どもに対して、最低限、できてないならしたほうがいいよ、というアドバイスになります。

顎の大きさや歯の大きさは遺伝的な要素も関わってきますので、これらを実行すれば誰でも100%歯並びが良くなるわけではありません。

歯並びがかなりガタガタしていたり、反対咬合(受け口)であったり、大きな問題がある場合は、装置も使用して小児矯正治療をしないと改善しません。また、抜歯しないと歯が並ばない人もいます。

そして、歯並びの問題以外にも、口腔習癖(お口のクセのこと。お口ポカン、口呼吸など)があって、その改善をしようと思うと、ここに書いてあること以外にも、姿勢の改善やお口のトレーニングなど、さまざまな方法でアプローチする必要があります。

小児の矯正治療を行っている歯科医院を検索して受診してみることをお勧めします。

もし、分からないことがあれば、歯科医院で相談してみてくださいね。

お悩みが1つでも解決すればいいなと思っています。

診察で女医希望の場合は、電話でご予約の際に女医希望とお伝えください。診療できない曜日や時間帯があります。

2023年もあと少し。今年もありがとうございました!

来年もよろしくお願いします。

皇帝ダリア 花言葉は「乙女の真心」

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