歯科衛生士って?

こんにちは!

高知県大豊生まれ 

はちきん歯科医師 「山下雅(みやび)」です。

香川県高松市「木太デンタルクリニック」で勤務しています。

前回のブログが後から読み返すと長すぎたので、反省して今回は短めにいきたいと思います。

いやー、書き始めると、「あれもこれも書きたい!」って欲張っちゃって、ついつい文が長くなっちゃうんですよね…

謎のお姉さんの正体

※写真はイメージです

歯医者に行くと、先生(歯科医師)が何やら治療してくれるんだけど、その前後で、先生じゃないお姉さんがお口の中をきれいにしてくれたり、歯みがき指導してくれる…。先生が「あとはよろしく」って言って去っていく…。

あのお姉さんの正体は何者?

また、歯科医院の定期的なクリーニングや子どものフッ素塗布に行くと、ほぼほぼ、そのお姉さんが施術してくれて、先生はちょろっと見てくれるだけ…

あれー、先生?ちゃんと診てくれてる??そしてこのお姉さんは何者??

はい、この、先生ではないお姉さんの正体が「歯科衛生士」です。

歯科衛生士という職業

歯科衛生士とは…

歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図ることを目的として、人々の歯・口腔の健康づくりをサポートする国家資格の専門職です。高等学校を卒業後、歯科衛生士養成期間で3年以上学び、国家試験に合格すれば資格が得られます。

令和2年の時点で男女比は、男性0.4%、女性99.0%となっています。

国家資格となるため、結婚・出産を経て仕事復帰する方もおり、子持ちのママさん歯科衛生士もいます。

仕事内容は歯科予防処置、歯科診療の補助、歯科保健指導の3つの業務が法律で定められています。

なぜ診療の途中で先生と交替するのか?

上の図のように、歯科医師ができる処置の一部を歯科衛生士が行うことができます。

逆に言えば、歯科医師しかできない医療行為も存在します。

なので、歯科医師は、歯科医師しかできない医療行為を行い、それ以外の歯科衛生士ができる処置を任せたほうが、より多くの患者さんを診ることができ、困っている方を救うことができるんです。

医師と看護師も同じですよね。

採血や点滴、血圧測定、患者の食事内容のチェックなどは医師も行うことが可能です。でも、手術など、医師しかできない処置に集中して、役割分担を行うことで、より多くの患者さんを診ています。

また、歯科医院において、歯科衛生士の仕事は診療だけではありません!受付や歯科助手とともに、診療道具の管理・滅菌・整理整頓、清掃、さまざまな道具や備品の補充、タオル等の洗濯、技工物の整理、技工書の記入、カルテの記入…などなど、多岐に渡ります。

歯科衛生士は、多くの歯科医院にとって欠かせない存在なんです。(もちろん、歯科医院のかたちは様々で、歯科衛生士がいない歯科医院もあります)

いつもありがとうございます。とても感謝しています。

お口のケアのプロフェッショナル

また、歯科衛生士は、口腔ケアのプロフェッショナル!

何を隠そう、私も、フロスの効果的な使い方(歯間に入れて、引き抜く、という普通の使い方は知っていたのですが、+α)を3年前に歯科衛生士に教えてもらって初めて知りました…!!

おいおい、ちょっとそれどうなの?って話ですけど。汗

あとは、先生には言いにくいことも、歯科衛生士には言えたりする場合があるかもしれません。患者さんと距離が近い、ちょっとした本音を聞けるのも、素敵だなと思います。

(歯科医師としては、何かあったら後で言わずにその場で教えて〜!と思っちゃいますが…なかなか難しい時もありますよね)

また、患者さんの生活習慣を考慮した上で、その人その人に合ったお口のケアの方法を提案してくれる心強い存在でもあります。

次に歯科医院に行った際は、ぜひぜひ、歯科衛生士に注目して、気になることなど何でも聞いてみてくださいね。

診察で女医希望の場合は、電話でご予約の際に女医希望とお伝えください。

今年もあっという間にあと少しになりました。

2023年もよろしくお願いします。

シクラメンの花言葉は「遠慮」「はにかみ」

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