口臭と向き合ってみて
高松市木太町の「木太デンタルクリニック」です
長尾街道沿い、一瞬道路標識と見間違うような青い「歯」の看板が目印です
入り口横の黒板にはなぞなぞを出しているちょっと変わった歯医者さんです
こんにちは
歯科医師の「山下 智弘」です
前々回からコンプレックスと向き合うということで口臭と向き合ってきました。
大阪まで勉強会行ったり、口臭対策をうたう色々なグッズを試したり・・・
そして二週間答えが出ました!
でででん!結果発表!
エントリーナンバー1番
コンクールF
歯周病対策には間違いない薬用マウスウオッシュ。当院でも定期検診の〆でよく使っています。リステリンヘビーユーザーには刺激や爽快感が物足りないかもしれませんがそれでいいのです。マウスウオッシュの強い爽快感はアルコールによるものなので逆に時間が経ったら口腔乾燥して口臭になることもあります。
エントリーナンバー2番
モンダミンPROCAREα
侮ることなかれ、みなさんご存知のアース製薬がついに動き出しました。歯科医院専売のモンダミン。ノンアルコールタイプなのでコンクールF同様に刺激が少ないです。また、殺菌コートを形成することにより歯面へのプラーク付着を減少してくれます。原液のまま使用可能ですが、味が濃い〜ので個人的には少し薄めて使う方が使い勝手がいいように感じました。
お先にエントリーナンバー4番
ガードハロー
THE・普通の歯磨き粉。フッ素含有ですがそこまで濃度も高くない。ラウリル硫酸でしっかり泡が立つ。爽やかなミントの味。研磨剤がゴリゴリ入ってない。値段も130円くらい安い!
THE・普通ですが僕は好きです。
時間がない朝やお昼休みにとりあえずさっぱりしたいときにざざっと磨くのにはこういうので十分だと思います。
ただ、これだけだとホームケアとしては不十分なので時間の取れる夜の歯磨きには
①そこまで発泡しないジェルタイプ
②フッ素が高濃度なもの
③研磨剤の少ないもの
④症状によって歯周病対策、知覚過敏対策、着色を落とすような成分のもの
など色々使い分けています。(先に歯間ブラシやフロスで細かいところの掃除をした後で)
定期検診で患者様の口腔清掃をしたり、こうやって歯磨き関連の記事を書いていると自分の歯を磨きたくなってきますよね。
歯磨きはいいよ〜〜〜
ちょっと本題からズレてしまいましたが、口臭の原因が不十分なブラッシングによる磨き残しの場合は、しっかり磨いてもらうことが口臭予防にはなります。ただし、歯石の場合だと歯磨きでは除去することができないので歯科医院で歯石とりをしてもらってくださいね。
そして本命・エントリーナンバー3 Pro Fresh
結論から言うと効果アリです。ただし
味はマズイのであしからず・・・
二酸化塩素を用いているので例えていうならプールの水です。
爽快感はゼロです。。。消毒槽の味がします笑
ただ、僕自身、就寝前と朝食後にこれでうがいしていますが、うがいをしてから時間が経っても独特な唾の匂いというか特有の口の匂いを感じなくなりました。
他のうがい薬がプラスの爽快感から時間の経過とともにマイナスに変化するのに対し、Pro Freshはずーっと±0,、つまりは言葉の通り無臭です。
ただし、ニンニクやネギといった強烈な匂いを防ぐまでの効果はないかなぁと感じました。
結論は「買い」だと思います。ただし、他の口臭予防製品同様、口臭の無臭化も歯の正しいクリーニングありきですのでご了承ください。
今回の口臭エチケット、口臭の無臭化に関しては圧倒的なNo. 1でした。
薬局などでの取り扱いはないそうなので、LOFT、東急ハンズ、もしくは近隣で取り扱っている歯科医院を探してみてくださいね!
われらがうどん県にはハンズはないけどLOFTはありますね!売ってるかどうかは未確認なのでまた探しにいってきまーす。
あ、世界のamazonさんにもあるかも・・・参考までにどうぞ
あと、もう1つ、「ガム」はアリです。
ドロドロに濁った川と水が流れている川はどちらが臭くないと思いますか?
ガムを口の中で動かしてやることで口腔内の唾液量が増加して、水が流れている川、つまりは匂いの出にくい川になります。
味は問わないのでみなさんレッツ・チューイング!
次回からは歯茎と向かいあってみまーす!
はっけよーい
つづく
次回、「歯茎はやっぱりピンクがいい!」