歯ぎしり物語 第三話 『朝起きたら…』
高松市木太町の「木太デンタルクリニック」です
長尾街道沿い、一瞬道路標識と見間違うような青い「歯」の看板が目印です
入り口横の黒板にはなぞなぞを出しているちょっと変わった歯医者さんです
こんにちは
歯科医師の「山下 智弘」です
〜前回までのあらすじ〜
過酷な労働環境で働く私の歯を守るためにマウスピースを作ろうと思いつきました。当院を受診される患者様の中にも「歯ぎしりでお悩みの方」「マウスピースに興味はあるけど実際どうなの?』と質問される方が多く、歯科医師である私自身が体験して記事にしてみようということにしました。前回ついに念願のマウスピースが完成しました。
前の記事にも書きましたが、柔らかいソフトタイプなので軽い!違和感が少ない!目立たない!といいこと三拍子が揃っていました。よく患者様からマウスピースなんてつけたら気持ち悪くて眠れなさそうとお言葉をいただきますがその心配はなさそうです!
装着時の見た目もバッチリ!念のためにアップにしてみても
ほとんど目立たなーい*\(^o^)/*
遠目で見たらまずわからないと思います!
初めてのマウスピースにワクワクしつつも、朝起きたら枕元にマウスピースが転がっていないか少しドキドキしながら…zzz
朝が来ました!
枕元には…ない!
布団の中には…ない!
枕の下にも…ない!
口の中に…あるーーーー!
探し物はお口の中にありました!
寝ている間にマウスピースを外しているのではないかと不安でしたが無問題(モウマンタイ)!
起床時の顎のだるさもありません
若干、口が乾いてるかなという印象は受けましたが個人差もありそんなに気にしなくてもいいレベルです。
これは大勝利!とルンルンで食卓に向かい、大好きなZIPを見ながら朝ごはんをパクリ…
なんじゃこりゃーーーー!
噛めない…大好きな白米が噛めない…咀嚼ができない
例えて言うなら、竹馬で100mダッシュをしている感じ
いつも無意識でしている咀嚼ができない、どこで噛めばいいのかわからない状態
虫歯の治療で詰め物やかぶせをして噛み合わせが高く感じる感覚を全部の歯で感じているようなかんじに陥りました
朝食に1日の楽しみの半分くらいを注いでいる僕からしたらこんなん拷問やん
とブルーな気持ちになりつつも何とか朝食は完食しました
これから毎朝スムージー生活かなぁなんて思いながら
午前の診療を終え、お昼ごはん
うん、噛める!
噛めるって素晴らしい!噛めることに軽く感動を覚えました!
とりあえずしばらく使ってみようかなと
2日目以降の記録は次回へ
歯ぎしり物語 第四話
『マウスピースと僕』
乞うご期待 つづく