ママ歯科医師が子どもの歯みがき粉をえらぶ基準

こんにちは!
高知県大豊生まれ
はちきん歯科医師 「山下雅(みやび)」です。
香川県高松市「木太デンタルクリニック」で勤務しています。
梅雨ですね♪そして、ワールドカップが開催中ですね!頑張れー!!
今回は、2025年10月のブログで、『私が子どもに実際に使っている歯みがき粉をまた書きます』といったので、書こうと思ったのですが…ただただ使っているものを「これです!」と紹介するよりは、その前に、私が子ども用の歯みがき粉をどんな基準でえらんでいるのか?を書いたほうがいいなと思ったので、そちらから先に書きます!
子供の歯磨き粉

お子さんの歯みがき、毎日お疲さまです。
みなさんはお子さんにどんな歯みがき粉を使っていますか??
ドラッグストアとか、西松屋など、いろんなところで売られていますよね。
種類がたくさんありすぎて、どれがいいの?と悩んでしまいます。
※あ、ちなみに、「歯みがき粉」ですが、昔は本当に「粉」だったようです。今はペースト状が主流ですよね。正確には「歯磨剤(しまざい)」といいますが、「歯みがき粉」のほうがなじみがありますので、「歯みがき粉」で統一します。
私が子供の歯磨き粉を選ぶ基準
私が子どもの歯みがき粉をえらぶ基準は、3つあります。
①フッ素濃度→子供の年齢

2023年から、0歳でもフッ素濃度1,000ppmFの歯みがき粉の使用が推奨されるようになりました。市販の子ども用の歯みがき粉であれば、フッ素濃度はほぼ1,000ppmF以下ですし(歯みがき粉ではフッ素濃度1,000ppmF以下のものにはフッ素濃度の表示義務はありません)、子どもの年齢をふまえて、この表を参考にえらぶといいと思います。
が、あくまで個人的な考え方ですが、この表だと、2歳までの歯みがき粉の使用量はフッ素濃度1,000ppmFで『米粒程度』となっています。でも、米粒程度ってほんっっっっのちょっぴりですよね。
でも、1〜3歳の子どもに、「甘い味だよ〜」なんて言って、甘い歯みがき粉をエサにして子どもの歯みがきをするパターンって多いんじゃないかと思います。
そして、子どもがその味を気に入って、「おかわり!」「もっと!」なんて言うことも多いはず。(私の子どももそうでした)
そんな時に、「歯みがき粉はつけすぎるとよくないから、もう終わりね」というよりも、快く「あらー!歯みがき大好きなんだね!いいよお〜♪」って、もう1回くらい甘い歯みがき粉をつけて歯みがきしてあげたいなと思うんです。(余裕がある時はね笑)
それを考えると、2、3歳までの年齢なら、フッ素濃度500ppmFの歯みがき粉を使うのもアリなんじゃないかなと思います。
②研磨剤の有無→ぶぶくぶべーができるかどうかで判断

一般的に、歯みがき粉の中には研磨剤が入っていることが多いです。白く濁ったタイプはほとんどがそう。このタイプは、歯みがきの後にうがい(ぶくぶくペー)ができるようになってから使うようにしています。ぶくぶくペーができるのは2〜6歳と、かなり個人差があるため、お子さんの成長を見て判断するのが一番かなと思います。
ぶくぶくペーができない年齢の場合は、大体、「ジェル」と書かれた、透明なタイプが研磨剤が入っておらず、うがいが不要なパターンが多いので、それを使うようにしています。
③研磨剤入りは泡立ちの少ないもの

大人でもあるあるかと思うのですが、歯みがき粉でお口の中が泡々になってスーッとすると、それだけで「ハミガキした」感、ありませんか??
研磨剤入りの歯みがき粉には、大体、「発泡剤」が入っていて、これがお口の中で泡になります。
この、泡立ちが少ないもののほうが、歯をよく見て、プラーク(歯垢)を落とすことができるので、「低発泡」のものを選ぶようにしています。
※子どもの歯みがき粉のフッ素濃度については、2023年5月のブログ「シン・フッ素濃度」で書いていますので、興味のあるかたはぜひ読んでみてくださいね♪
正直な話

でも、ぶっちゃけていうと、大人用のフッ素濃度の高〜〜い歯みがき粉をガンガン大量に使わなければ、歯みがき粉の使用量さえ守れば、なんでもいいと思います。
せっかく今使っている歯みがき粉があって、特に問題なければ、それでいいと思っています。
歯みがき粉の値段もピンキリですしね。
研磨剤も、「飲み込まないようにぶくぶくペーができてから」といってはいますが、研磨剤の有無については、特に規制はありません。
「スウェーデン式歯みがき」のように、歯みがきの後に水でぶくぶくペーをせずに、口に残った歯みがき粉を吐きだすだけ、といった歯みがきの仕方もあります。
ただ、私個人的には、小さい頃から、研磨剤入りの歯みがき粉を使ったらうがいをするのがあたりまえで、それに慣れているので、口の中に研磨剤入りの歯みがき粉が残るかんじがどうも苦手。シャリシャリするかんじ。
なので、子どもにも、研磨剤入りの歯みがき粉を使った後は、一旦ぶくぶくペーをさせています。
お子さんによっては、研磨剤入りの歯みがき粉がお口に残る感触を嫌がる子もいますので、そういう子には、ジェルタイプから慣らしていくのをおすすめします!
あとは、研磨剤は着色やプラーク(歯垢)などを落とす役割があります。
程度にもよりますが、もしお子さんの歯がよく着色したり、歯の表面にプラークがついてジェルタイプだと落としにくい場合は、研磨剤入りの歯みがき粉を使うのも1つです。
もちろん、いくら研磨剤入りとはいえ、口に含むだけでOKではありませんし、歯みがきをテキトーにしてOKというわけではありません。歯ブラシをしっかり歯の表面にあてないといけないです。
また、歯の着色にも原因はいくつかあって、例えばお口がポカンと開いて口呼吸になっていると、歯の表面が乾燥するため、着色しやすいです。歯みがきだけで改善しないケースもあります。 もし、なにか疑問に思うことやお悩みがあれば、気軽に相談してくださいね。
最後に
いろいろと書きましたが、参考になったでしょうか?
次回は、実際に私が使っている歯みがき粉を書こうかなと思っています。「これを使え!」と言いたいわけでもありませんし、PRとか、そういったものは全くありません!あくまで、ご参考までに、というスタンスです。
お悩みが1つでも解決すればいいなと思っています。
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