新生活に向けて 〜歯科医師ママの子どものリアルな歯みがき事情〜

夜桜

こんにちは!

高知県大豊生まれ 

はちきん歯科医師 「山下雅(みやび)」です。

香川県高松市「木太デンタルクリニック」で勤務しています。

4月になりましたね!新年度ということで、入園、入学、進級だったりと、環境が変わるご家庭も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな新年度にお伝えしたいことも含めて、現役歯科医師ママの子どもの歯みがきの実態について書いていこうと思います。

子供の歯磨き

お子さんの歯みがき、毎日お疲れ様です。

嫌がる子、そうでもない子、いろんなパターンがありますよね。

「子どもをむし歯にしちゃいけない!」と、忙しい中で嫌がる子ども相手に必死に歯みがきを頑張っていらっしゃるママ、パパ、本当に大変だと思います。

我が家は、夫も私も現役の歯科医師です。

ということで、その子どもとなると、「1日3回、さぞかししっっっっかりと歯みがきしてるんでしょうね〜!」なんて思われているかもしれませんが…いえいえいえいえ!汗

小さい頃からしっかり嫌がって、しっかり暴れていたわが息子。

1歳、2歳のころは、毎日のように足で押さえて(苦笑)チャチャチャー!!!と仕上げみがきをしていました。

2022年11月のブログ「ママ歯科医師歯磨きの実際」で、当時3歳になろうとする息子のリアルな歯みがき歴史について書いています。(興味がある方はぜひ読んでみてください)

時は流れ…現在、息子は5歳になりました。第二子である娘も2歳を過ぎました。

そこで今回は、息子と娘の歯みがきの違いや、使っている道具、子ども達の1日の歯みがきの回数、たまにはこんな時もあるよ〜なんてぶっちゃけ話を書いていきます。

五歳の息子、二歳の娘

5歳になる息子は、以前、2022年11月のブログで書きましたが、1歳半〜2歳の時は最強に仕上げみがきを嫌がっておりました。3歳の時でも嫌がっておりました。

5歳になった今では、嫌がらずに仕上げみがきをさせてくれるので、「ああ、成長したんだな〜」としみじみ思います。

ただし、仕上げみがき前の自分歯みがきはフロスがマイブームなのか、フロスオンリー。自分では歯ブラシを持って歯みがきはしません。笑 

「おいおい、ラクしてるだけなんじゃ…?」と思いつつ、「まあそんな時期もあるか」と思って、息子が自分でフロス→仕上げのフロス→仕上げみがき

の流れでやっております。

思い出してみれば、自分自身も子どもの頃は歯みがきするのめんどくさかったです…

2歳の娘は、1歳半の時も特に仕上げみがきを嫌がることありませんでした。性別の差や、個性の差があるんでしょうね。「こりゃ楽勝だわ〜♪」とのんきにかまえていました。

…ところがどっこい!2歳半あたりから本格的にイヤイヤ期が始まり、現在、ある意味、兄の時よりも苦戦しています。笑

兄は、仕上げみがきを嫌がって泣きながら暴れるタイプでした。

でも、口を開けて泣くので、一応、歯はみがけたんですね。私の足で、息子の足や体を押さえて仕上げ歯みがきしていました。

妹は、自分で歯みがきをするのは大好きなくせに、仕上げみがきは嫌がって口を開けないタイプで、実はこっちの方がやっかい。

「あ…口を開けない…みがけない…開けてくれええええ〜〜〜泣」

娘の機嫌のいい時を狙ったり、充分に自分で歯みがきをする時間をとってあげて満足させてあげてから、なんやかんやで四苦八苦して仕上げみがきしています。

娘が自分で(ここもこだわり!!)歯みがき粉をつけて歯みがき→自分でフロス→仕上げのフロス&仕上げみがき

トータルで息子よりもえらい時間がかかります。笑

いやー…うまくいかないもんですね。

道具は何を使っているのか?

さてさて、わが家では、子どもの歯みがきの時は①子ども用歯ブラシ②子ども用歯みがき粉③スティックタイプのフロスを使っています。

  • 子ども用歯ブラシ

特にメーカーにこだわっていることはなく、子どもの好きなキャラクター(アンパンマン、ポケモン、すみっこぐらしなどなど)のものを買うこともあります。

そのほうが子どもも喜んで歯みがきさせたりしてくれるので…

ただ、ブラシの部分の硬さと、歯ブラシのヘッドの大きさには注意しています。

歯ブラシの硬さは、硬いものだと歯ぐきに触れたりすると痛くていやがるからです。といっても、ブラシ部分の硬さなんて買うまで分かりません。なので、一度買って、硬かったら、次は同じものは買わない、くらいにしています。

歯ブラシのヘッド(ブラシが生えている部分)は、大きすぎると奥歯がみがきづらいため、月齢や年齢に合う小さいものを選んでいます。

  • 子ども用歯みがき粉

子どもの歯みがき粉は、フッ素濃度や研磨剤の有無が製品によって違いますので、子どもの年齢や、うがいができるかどうかなどを基準に選んでいます。歯みがき粉の選び方を2023年5月のブログで書きましたので、よかったら読んでください。

商品ごとの分類や、実際に使っているものは、ここで書くと長くなりそうなので、またブログで書こうと思います!

  • スティックタイプのフロス

スティックタイプのフロスは、これも特にこだわりはないのですが、「フロッシー」というものを使っています。当歯科医院でも販売していますし、ドラッグストアにも売っています。Amazonにもあるかもしれません。

このフロスのいいところは、いろんな香り付きなこと。選ぶのが子どもも楽しみなようです。

あ、もちろん、一回使ったら使い捨て!…にはしません。もったいないし。笑

香りは薄くなっていくけど、糸がボサっとなったりするまで、洗っては数日使います。

フロスは、スティックタイプと紐状のものがありますが、スピードが求められる小さい子どもの場合はスティックフロス一択!だと思っています。

小学生とか、大きくなったら、紐状のフロスでもお口を開けていてくれると思いますが…

2024年6月のブログ「フロスと歯間ブラシの違い」で、フロスの種類について書いてありますので、よかったら読んでみてくださいね。

一日の歯磨き回数

皆さんは1日何回歯みがきをさせていますか?

『1日3回、毎食後に歯みがきを!』

なーんて、できればできるにこしたことはないですし、それが理想なのかもしれませんが…

我が家では、歯みがきは、基本的に朝食後と寝る前の2回です。

でも、朝が特別早い日とか、コンディション悪くて時間が取れない日は、寝る前だけは仕上げ歯みがきを頑張ろうと決めて、朝食後は仕上げみがき超テキトー!!な日もあります。

また、外出していたりして、夕食が遅くなったり昼寝のタイミングを逃したりで、夜に歯みがきをせずに子どもが寝てしまうこともたまーにあります。

そんな時は…歯みがきキャンセル界隈!!笑

次の日の朝ごはんの後にしっかり仕上げみがきしよう、と決めて、そのまま寝かせてしまうこともあります。

もちろん、これが頻繁になるとよろしくないです。寝ている間は一番むし歯ができやすいですから。でも、むし歯は決して1日でできるものではないですので、たまにはね。

ちなみに、最低1日1回、寝る前にはしっかり仕上げみがきをしたいなと思うのには理由があります。

また、寝ている間に一番むし歯ができやすいのはなぜか?についても、またブログで書こうと思いますのでお楽しみに!

最後に

いろいろと書きましたが、4月は子どもにとって環境が変わって疲れやすくなる時期です。

なので、張り切っていろいろと新しいことや生活習慣をつけようとするのではなく、ゆるくゆるく、ちょっとずつ、できることを増やしていくような心持ちで接してあげてください。

歯みがきも、仕上げみがきも、時にはできなくてもいいんです。ちょっとぐらい大丈夫。

大人も環境が変わったりして、忙しくて大変な時期だとは思いますが、おおらかな心で包んであげてくださいね。

今回は、歯科医師ママの子どものリアル歯みがきについて書いてみました。

お悩みが1つでも解決すればいいな、ホッとしてくれたらいいなと思っています。

診察で女医希望の場合は、電話でご予約の際に女医希望とお伝えください。診療できない曜日や時間帯があります。

アネモネ。花言葉は「希望、はかない愛」

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