歯ぎしり物語 第一話『型取りしたよ』
高松市木太町の「木太デンタルクリニック」です
長尾街道沿い、一瞬道路標識と見間違うような青い「歯」の看板が目印です
入り口横の黒板にはなぞなぞを出しているちょっと変わった歯医者さんです
こんにちは
歯科医師の「山下 智弘」です
〜前回までのあらすじ〜
過酷な労働環境で働く私の歯を守るためにマウスピースを作ろうと思いつきました。当院を受診される患者様の中にも「歯ぎしりでお悩みの方」「マウスピースに興味はあるけど実際どうなの?』と質問される方が多く、歯科医師である私自身が体験して記事にしてみようということにしました。
まずはお口の中をきれいにします✨
その後、アルジネートというもので型取りをします。(詳しい成分や固まる機序は割愛させていただきます。ちなみに歯医者では“型取り”のことを“印象”といいます)歯医者で金属のかぶせや詰め物を作られた経験のある方なら分かると思いますが、ピンク色のドロっとした冷たい粘土みたいなやつです。嘔吐反射のある方(えずきやすい方)にはなかなかの苦行ですよね💦当院では嘔吐反射の強い方に笑気ガスを吸入してもらうことでリラックスした状態で型取りをしてもらっています。
型取りができたら、次は型に石膏を流し込んで硬化を待ちます・・・
石膏模型が完成しました!
あとは模型をトリミングしたり気泡を飛ばしたりして模型をキレイにしていきます。
ここで歯ぎしりをしている人の特徴を3つ
①エラが張っている顔(いわゆるホームベース顏)
②上顎の口蓋隆起や下顎の下顎隆起といった骨のふくらみがある
③歯の角がすり減っている
すべて当てはまった私は自他共に求めるブラキサー(歯ぎしりする人)でした!
このような方は自費でセラミックの被せを作るときなどは注意が必要になります。
また、歯周病を管理していくなかでも歯ぎしりの有無は重要です。
ということで次回!歯ぎしり物語 第二話
『マウスピースができたよ!』
乞うご期待!
つづく